中村サン

Ironman Switzerland

2003年7月


  ----- Original Message -----
送信者 : "Masaru Nakamura" <masanaka@mrg.biglobe.ne.jp>
宛先 : "<未登録>" <masanaka@mrg.biglobe.ne.jp>
送信日時 : 2003年8月3日 22:16
件名 : Ironman Switzerland Report 1

> 今年も年に一度のイベントとして、海外アイアンマンに出場してきました。
> 今年の行き先はスイス。'97.'98と過去に2度出場しており、今回が3回目。ある意味場慣れした大会でもあります。
>
> 今回お送りするものは自分の記録として、日記スタイルのレポートとなるため、読みにくい点ご容赦ください。また、帰国途中の機内、トランジットの韓国・インチョン空港でPDAを使って書き上げているため、誤字脱字も多数あると思います。笑ってよみとばして下さい。
> なお、今まで現地からレース結果速報をお送りしていましたが、今回はメールがうまくつながらず名古屋空港着後の送信となっています。
>
> 7/24(木)
> 名古屋空港から大韓航空にてソウル経由でチューリッヒへ。途中ソウルからは、今回のメンバーの安藤留美ちゃんが一緒で、ロングフライトも飽きずに済んだ。
> チューリッヒ空港に着いたら、時間差で出発したはずの永田夫妻・福田尚子さんに会う。
> バイクケースのトラブルで、まだ空港にいたとか。
> とにかく5人でホテルを目指す。逆方向の列車に乗ってしまったトラブルはあったものの、ほぼ順調にホテルへチェックイン。中央駅から2駅離れたZurich Engeの駅前ホテルがチューリッヒでの宿。ここも以前使って馴染みのホテル(☆☆☆☆)だった。ちなみにツアーで参加の別の日本人の方々は、市内中心部の☆☆☆ホテル。
> 今日の夕食は、ホテルの裏の中華屋でシュウマイや餃子・チャーハン。なかなかおいしかった。
> 今日は疲れ果てて、そのまま就寝。
>
> 7/25(金)
> 時差ボケも1晩寝れば解消した。朝から豪華な朝食。このホテルでやはり正解だった。午前中に登録を済ませ、バイクも組み上げる。昼食は近くのCoopでパンやハムを買ってきて食べる。テラスのある部屋を押さえて良かった。夕方からは、パスタパーティーへ。13番のトラムに乗って、5年前と同じ山の中腹のレストランが会場。着席でコースで出てくるパーテイーは相変わらず素晴らしい。
>
> 7/26(土)
> 早朝、スイムコースの下見で湖で泳ぐ。水着でも泳げるほど水温が高いのにびっくり。やや臭いはあるものの透明度は極めて高い。しばし水鳥たちと戯れその後ホテルへ戻り朝食。ツアーで来ていた日本人・Kakehiさんもそのまま我がホテルに来てびっくり。やはりホテルの星の数の違いは大きいようだ。
> 午後、バイク預託の前に少しコースを走ってみる。ハートブレイクヒルは5年前もコースの一部だったところ。距離は短いとは言え、日本ではない急勾配だ。しかし、登り詰めると湖を見下ろせる絶景が待っている。
> バイク預託をした後は夕食の用意。持参したご飯類で済ませ明日に備え早めに就寝。
>
> 7/27(日)
> 3時半起床。天気は曇り。気温は特に低くない。ホテルで朝食を取り、会場へ。水温は23.8度。水温が高いとウエットスーツ禁止を事前に言われていたが、ウェットOKのアナウンスが流れ一同拍手。やはりこちらの選手もウエットが有ったほうがいいらしい。基本的に海外アイアンマンではフルウェットだが、ここはロングジョンも選択肢に入るようだ。
>
> 7時にスイムスタート。出場者が1200人以上いるはずなのに、日本のようにバトルがない。波も無く透明度も高く大変泳ぎやすいスイムだった。今年新調したシロモトウェットの効果とあいまって、1時間21分とまずまずのタイムで3.8Kmを終了。
>
> バイクは1周60キロを3周するコース。1周目は、コースを覚えるためにもしっかり周りを見ながら。ハートブレイクヒルを除くと、途中大きな上りが2箇所あり、だらだらと苦しめられる。感じ方に個人差があるので、あえてどこのコースよりイージーとかハードとの明言は避けるが、とってもきついというコースでもない気がした。(しっかりトレーニングしていれば・・・)2周目に入ると、もう周りに選手はいなくなってくる。一人旅に疲労と向かい風でかなり厳しい。睡魔が襲ってくるが、途中何度か止まりながらもなんとか乗り切る。3周目の最後、ハートブレイクヒルを上り切った170キロ過ぎの地点でやっとバイクゴールを確信。結局バイクだけで7時間以上かかってしまった。
>
> ランに入ってからとたんに雲行きが怪しくなり、すぐに雨が降り始める。バイクでは終始暑く、水をかぶりながらだったので、最初は嬉しくもあった。ところが、時間がたつにつれその雨も激しくなり、雷もなりはじめた。しっかり走らなければ寒くなってしまう。ボランティアも震えながら選手を支えてくれている。アイアンマンではいつもながら内臓に負担をかけている。今回もレース前とランスタート時に胃薬をのんだが、やはり吐き気との戦いとなった。ペースを上げると吐き気をもよおすため、様子を見ながら歩いたり走ったり。爆弾を抱えながら走っているようだった。30キロを過ぎたころから歩く比率が高まり、ペースが落ちたが、完走が目標。タイム・順位は二の次で確実に完走をすることだけを心がけた。2周目まで擦れ違っていた福田さんも3周目は見えなくなった。きっと苦戦しているのだろう。ランも3周目に入ると、他の選手と仲間意識が生まれ、いろんな選手が擦れ違いざまに声をかけてくれる。バイクでずっと伴走していたイギリス人のCamilla、同じホテルの南アフリカ出身のCameron、どこの誰だか知らないが会うと必ず名前を呼んでくれるM!ac!
> .(ここの大会は、ゼッケンナンバーではなく、名前を付けて走る)今回もかなり歩いてしまったが、いつもと違い真っすぐしっかり歩けたため、最後までゴールできる確信があった。いつもながら決して楽ではなかったが、 切羽詰まった感じも無くゴールまでたどり着けた。
>
> ゴールタイムは14時間27分。アイアンマンのタイムではワースト2の記録となってしまったが、結果には満足だった。この大会は、ゴール後にすぐコンピューター処理した結果を渡してくれるので嬉しい。
> ゴール後ジャグジーに浸かりマッサージを受け、ホテルへ。興奮覚めやらぬまま、1時頃就寝。
>
> 7/28(月)
> 相変わらず朝早く目が覚めた。胃のむかつきはまだ治まらず、胃薬を飲んで朝食。洗濯してからブランチパーティーへむかう。日本から参加の約10人の選手は全員完走した様子。前日のレースの模様をビデオにして映してくれたが、足だけ映ったのはご愛嬌か。Ageで見事3位入賞した福田さんの表彰を見てから、一人パーティ会場を出る。
> そのまま中央駅経由でBardenへ。チューリッヒから列車で20分で来れる温泉地で、前回同様この街の温泉プールに体をほぐしに来た。受付で入場料のSFr16(約1600円)を払っていると、中に見掛けた顔の日本人が。アイアンマンでおなじみの京都の坂尻氏であった。'94年のアイアンマンカナダで知り合って以来、時々アイアンマンの会場でお会いしていた。今回は土曜日にスイスのダボスで開催された山岳マラソン(74Km?)に出場して、昨日の夕方チューリッヒに着いたらしい。しばしレースの話しに花を咲かせ別れた。ここの温泉にいると時間を忘れてしまうほど気持ちいい。1時間半程で後ろ髪を引かれながら温泉を出る。
>
> チューリッヒの街へ戻り、少し街をぶらついた後、ホテルAdlerへ。グッドウィルツアーで着た日本人と個人参加の磯部さんと我々のグループ合同で日本人が集まり、チューリッヒ最後の夜をチーズフォンデュで締めくくった。食べ終えてから、街をぶらつきながらホテルに着いたのは11時頃。明日は移動日のため、荷物の整理とバイクのパッキングに追われ、3時にやっと就寝した。
>
>
> ☆ ここまでお付き合いいただきありがとうございました。この後のアフターレース編は、写真も交えて後日お送りします。
> なお、レース結果の詳細は以下の大会HPを参照してください。
> http://www.ironman.ch
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> Masaru Nakamura (中村 勝)
> E-MAIL
> masanaka@mrg.biglobe.ne.jp
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